土浦市民会館は大ホール(1,182席)、小ホール(342席)、和室会議室、会議室3室、楽屋を併せ持つ施設で、平成9年に行った耐震診断結果より、耐震性の無い建物と判定された建物です。当時の耐震診断基準からの変更もあり、改めて耐震診断行った上での耐震補強設計と竣工後50年に渡り大きな改修を行っていない施設の大規模改造工事計画です。
耐震補強により、ホールの機能を損なわない補強計画となるよう建物をゾーニングし補強計画を行い公的機関の耐震補強評定を取得しました。大規模改造においては、屋上防水改修、外壁劣化改修、ELVの新設、大小ホールの座席更新、大ホールの特定天井改修(落下防止ネット対策)、トイレリニューアル、会議室・楽屋の内装更新、舞台機構の更新、音響設備・舞台照明更新、照明機器のLED化、空調・給排水設備更新を行う大規模改造計画で、耐震補強と合せ今後30年間使用出来る施設計画としました。